食中毒を引き起こす危険な細菌O−157
O−157といいう病原菌は、まぎれもなく大腸菌の一種で、大腸菌と言うのは元々は身体に大きな害をあたえ無い、常在菌と言う、その辺にやたらに転がっている菌です。
この大腸菌がいつ頃から人の命を奪うような凶悪な菌になったのかと言うと、調べれば調べるほど真相がわから無いと言うことに成ります。
アメリカでは、1982年にハンバーグが原因とおもわれる中毒で、O−157が見つかりました。
1985年にはカナダの老人ホームで入居者と従業員73人が、サンドイッチを摂取した後、おもい胃腸炎にかかり、はじめは全員快方に向かったように見えましたが、11人の高齢者が腎臓障害を起こし死亡しています。
この時の原因は牛等を殺す時に動物の腸内にいたO−157が肉に付着したものとかんがえられました。
健康な牛の約1割はO−157を腸内に持っているといわれています。
日本では1990年に埼玉県の幼稚園で、319人が下痢をし2人の幼児が亡くなりました。原因は井戸水からの感染でした。
その後、この菌による中毒は東京や札幌でも散発しています。
それが1996年になってから、岡山や名古屋等で多数の患者が出て老人や子どもだけでなく、成人の男性も死亡する事件が起こりました。
大阪府堺市では、6千人以上といわれるほどの中毒事件になりました。
食中毒が原因で、一つの都市で何千人もの患者が出ると言うことは、かんがえられ無いことで、異例といえます。